『パープルクィーン』とは、
和歌山県の『JA紀南』だけで生産販売される小梅品種
その特徴は、【果皮の色付き】です。
果肉や果皮の地色は【緑】ですが、
日照により果皮が【紫色】に色濃く着色します。
【梅シロップ】/【梅酒】に利用すると、
果皮色素がにじみ出て、美しい赤色の液体になります。
また独特のイイ香りを放ち、香りが強く感じられます。
大体5月下旬~6月上旬の期間に収獲され、
JA紀南を通じて全国の量販店や通販購入者に届けられます。
まだまだ生産量が少なく、稀少な代物です。
※2017年現在
JA紀南管内栽培面積:約23ヘクタール
青果流通量:約50トン
1982年【昭和57年】
田辺市中三栖の梅農家【廣畑 治】氏によって、
小梅『白王』の【枝変わり】として発見される
1996年【平成8年】
『パープルクィーン』として
品種登録および商標登録【第5132377号】される
2005年【平成17年】
【廣畑 治】氏が所有する育成権を『JA紀南』に譲渡
『JA紀南』によって
【個性化商品】としてブランド化が進められている
当園の『パープルクィーン』は、
【谷あい】園地で約30本を栽培してます。
果皮の【着色度】が魅力の品種なので、
日照不足【悪条件】を2つの手法を用いて
品質向上に努めています。
壱. メイク処理【摘心処理】
4月中下旬頃
果実上部の日照の妨げとなる新芽を刈り取り
弐. レフ板対応【タイベックマルチ被覆】
5月上中旬頃
タイベックマルチを【座布団】方式で被覆
収獲日前の10日間程度を目安に、
日照の反射による果実下部の着色を図る
◆摘心処理 :日照条件の確保
◆マルチ被覆:日照を反射させて下部から光を当てる
2つの処理が相まって【着色向上】に繋がってます
旬感句【2017】 3投稿
旬感句【2016】 2投稿
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