当園は、幸いにも両親ともに未だ健在で、
大半の農作業を家内労力でこなしています。
とは言え、両親ともに【70代】…。
◆ 両親高齢化による家内労力の低下
◆ 2018年【豊作】時の、梅繁忙期作業量
◆ 今までの改植園地の成長による【自然増】
以上を考慮すると、現耕作面積は多すぎると考えています。
適正面積への改善的な縮小『改縮』を、
2018年秋冬期に、本格的に推し進める必要性を感じています。
その点を意識し、資料化した内容を中心に、
『改縮【2018】』について以下に記します。
壱. 改縮【2018】への経緯
先代たちが、築き拡張してきた耕作面積は、
十数年前【約3.5ha】が、最盛期でした。
※当時の梅栽培面積は、【約3.0ha】
近年の、
南高梅価格低迷による経営状況悪化etc.から、
◆条件悪園地の【廃園/間伐】
◆紫宝梅™『ミスなでしこⓇ』への園地改植
を施行した結果、
2018年現在の全耕作面積は
【約2.8ha】に縮小しています。
豊作だった2018年梅繁忙期を終え、
将来を見据えて、更なる耕作面積の縮小を図り
本格的に実践する必要性を感じています。
耕作面積の改善的縮小『改縮』の今期計画、
『改縮2018』を打ち出しました。
弐. 中期改善計画【5年計画】
2017年に、中期改善計画を打ち出し、
耕作面積の改善的縮小【改縮】をスタートしています。
現時点で、
収入の8割程度ある『南高梅』中心の経営から
紫宝梅™『ミスなでしこ®』へ経営の主軸への
移行を実践する為の計画表です。
家内労力低下による
現耕作面積の【営農限界】を意識した
改縮計画を具体化しています。
全耕作面積【2.8ha】の約25%縮小を
実践して、【2.0ha】を目標に掲げてます。
◆『南高梅』の作柄&販売価格の変動幅が大きく不安定
◆ 漬け梅主体の経営形態実践に【限界】
⇒干し作業を重視すれば、秋冬期作業に大きく影響
◆ 労力を考慮した場合、経営に必須な耕作面積を運営不可能
以上の理由から、
【反収穫量】<【反収益額】を最優先し
紫宝梅™『ミスなでしこⓇ』で収益を確保し
耕作面積【25%減】を図りながら、
現状維持の売上実現を目指しています。
弐. 改縮【2018】実践計画
改植【2017】より、
◆ 密植園地の【交配樹】間伐
◆ 生育不良樹/枯死樹の伐採対応
◆ 条件悪園地の縮小【廃園】
◆『ミスなでしこⓇ』収穫作業と重複する
『南高梅』手取り園地の【縮小】
を、本格的に実践する計画を立てています。
改植【2018】では、
◆ ミスなでしこ® 日照条件悪園地の伐採
◆『南高梅』手取り園地の大幅縮小
◆ 老木樹を中心に南高梅漬け園地の作業効率重視
を中心に、『改縮』計画を打ち出しました。
詳しくは、品種別にご説明しています。
参. 改縮【小梅・古城】
今まで『小梅』&『古城』は、
◆ JA紀南専作品種『パープルクィーン』
◆ 小梅品種【白王】のネット収穫&漬け込み
◆『古城』の手取り収穫
の育成内容で【約20a】を栽培していました。
2018年より、小梅の漬け込み対応を終了
将来的には、
収益性の高い『パープルクィーン』を残し、
小梅・古城栽培より撤退したい…と考えてます。
改縮【2018】では、
以下の内容で実践対応予定としています。
◆『パープルクィーン』園地の【密植樹間伐】
⇒ 山田:【26本 ⇒ 20本】へ縮小予定
◆『白王』の手取り収獲対応に伴い、間伐実施
⇒ 小谷前/梨あと:繁忙期の作業配分調整
手取り収獲【5月下旬】を意識した樹形の形成
◆『古城』の栽培終了【伐採】
四. 改縮【紫宝梅™ミスなでしこ®】
紫宝梅™『ミスなでしこ®』については、
高接ぎ・改植による新植を進めた結果、
適正面積まで拡張していると考えてます。
◆ 系統別に経過観察している密植園地あり
◆ 系統により、着色度合いに差が生じ、
品質にバラツキを発生させる可能性あり
◆ 南高梅に比べ【強剪定】対応しないと
果実への日照状況で、着色度合いに影響する
以上の反省点を意識し、
【約60a】の植栽内容を見直す必要を感じています。
改縮【2018】では、
以下の内容で実践対応予定をしています。
◆ 粗悪系統【NP2/NP0】の縮小・伐採
⇒ 久平:高接ぎ樹の伐採/ 宮古井:NP0樹の間伐
◆ 日照条件の悪い園地の全植栽樹伐採 ⇒ 山田
◆ 密植園地【幼木⇒成木】化に伴う間伐
⇒ 宮古井&古畑:優良系統を活かし、粗悪系統を縮小
◆ 南高梅交配樹目的で植栽してる樹の間伐 ⇒ 久平
2018年産は、【色悪/極小】の果実を
【収獲放棄】する対応に至りました。
作業効率と収益性の両面を考慮して、
日照条件の良い【強剪定】を施し、
着果量/日照を考慮した樹形の形成に努めてます。
五. 改縮【南高梅】
『南高梅』については、
2018年産の豊作を受けて、
耕作面積縮小の早期化を実感しています。
改植作業が一段落し、
収益性や作業効率を考慮して、
園地縮小【廃園】を計画化し進めています。
◆ 手取り収穫園地の縮小/廃園
◆ 老木園地/収益性の低い園地の割り出しと
目標収穫量【25~30t】へ面積調整
◆ 耕作面積の減少と、
樹齢による自然増を考慮して
収穫量を維持しながら、改縮を進めていく
改縮【2018】では、
以下の内容で実践対応予定をしています。
◆ 手取り収獲&低生産性園地の縮小・伐採
⇒ 西山
◆ ネット収穫作業の効率化を図る間伐
⇒ 苗代/岩田奧/埴田
◆ 園地条件【急斜面】で、収益性に欠ける園地の縮小
⇒ 城山台
◆ 老木期を迎える園地の縮小と転作による作業分配
⇒ 塔のハダ
◆ 手取り収獲対応も意識した樹形の形成
⇒ 宮古井
未だ【適正面積<栽培面積】の状況です。
耕作面積【約160a⇒約100a】の
『改縮』を目標としています。
思い切った【改植2018】以上に
今後2~3年は、【改縮】を継続実践し
目標達成させる所存です。
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 00:49)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 00:52)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 01:52)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 01:54)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 04:25)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 04:27)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 04:29)
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