2018年の梅の開花も、
当園の全園地で【花終わり】を迎えています。
数年前より、JA紀南ホームページにある
梅開花期の『気象データ【三栖地区】』を活用して、
4種のデータ『気温・風速・降雨量・日射量』を基に、
ミツバチ訪花活動から花粉交配度予想を立てています。
一般的にミツバチの活動は、
壱. 訪花適温は、気温18~25℃
弐. 活動は、太陽光がある時間帯のみ
夜間の訪花活動はしない
参. 薄暗い曇天や、雨天時には訪花活動が鈍くなる
とされています。
上記条件を基に、2018年梅開花期の花粉交配度を予想しています。
壱. 2018梅開花期【蜜蜂交配度】
以下の表は、二十四節気【立春~啓蟄】の期間別に、
2018年の気象条件と、過去5年間の【交配度】を記した推定表です。
2018年の梅花の【満開期】は、
例年比で【7~10日遅れ】となりました。
◆早場園地:2/20頃
◆一般園地:2/26頃
◆遅場園地:3/4 頃
と感じています。
2018年の気象は、
全般的に梅の【満開期】が訪れた、
2月末頃より連日好天に恵まれています。
そんな中でも、
一般園地【満開期】頃
2月28日と3/3&4日の3日間
遅場園地【満開期】以降
3月6&11&12日の3日間
と、いずれの畑も【花粉交配】が見込める
好天日が存在します。
以下に、活発好機を【前期/後期】に分け、
詳細に分析説明します。
弐. 【満開3days】データ検証
2月末日の【満開期】に訪れた、
ミツバチによる花粉交配が活発と想定する
3日間:2/28・3/3&4日を
【満開3days】と名付けました
ミツバチ訪花活動時間帯は、
太陽光のある時間帯【8~17時】と定義し、
JA気象データ【三栖地区】より、
気象データ【4種】を活動時間帯別に抜粋してます
※降雨量は、3日間共に【0㎜】なので割愛
訪花活動最適条件を個人的に設けてます
・平均気温:【12.1℃以上】
・平均風速:【1.5m/s以下】
・降雨量 :【0】
・日射量 :【0.5以上】
条件クリアしてるデータ:赤○
条件 未クリアのデータ:青□ 表記にしています
【2/28】:10時~12時 が好条件
梅園地全般が【満開期】と感じられる頃でした
【3/ 3】:10時~14時 が好条件
おやつ時間以降【曇りがち】だったのもの
1日通じて風速が低く【高交配】が見込まれます
【3/ 4】:9時~16時 が好条件
1日通じて、風速が低く/日射量も高かったので
2018年で一番【交配条件】の良い日と思われます
【3/5】の降雨を受けて、
遅場を除く園地は、一斉に散っています
2/26~3/4の期間中に
花粉交配を活発にできる園地に整えられたか…
その点が、本年作柄に大きく左右すると思われます
参. 【遅場3days】データ検証
3月5日と8日の降雨を受け、
遅場園地を除き、ほぼ【花終わり】を迎えました
遅場園地が【満開期】となった
3/5以降~ミツバチ巣箱撤収【3/13】期間の
花粉交配が活発と想定する
3日間:3/6&11&12日を
【遅場満開3days】と名付けました
ミツバチ訪花活動時間帯は、
太陽光のある時間帯【8~17時】と定義し、
JA気象データ【三栖地区】より、
気象データ【4種】を活動時間帯別に抜粋してます
※降雨量は、3日間共に【0㎜】なので割愛
訪花活動最適条件を個人的に設けてます
・平均気温:【12.1℃以上】
・平均風速:【1.5m/s以下】
・降雨量 :【0】
・日射量 :【0.5以上】
条件クリアしてるデータ:赤○
条件 未クリアのデータ:青□ 表記にしています
【3/ 6】:9時~13時 が好条件
午後以降、やや風速が高い1日でした
【3/11】:10時~14時 が好条件
3days期間では、気温が低め/風速高めだった
1日でした
特に午後以降に【風速/日射量】共に優れない
【3/12】:10時~15時 が好条件
遅場園地の【満開期】では一番好条件な1日でした
【3/13】の早朝より、
ミツバチ巣箱が撤収されたため、
3/13~14の両日にかけた好気象も
花粉交配には大きく影響しない…と思われます
【前期3days】/【後期3days】を比較すると、
前期サイドに気象条件的に【活発な花粉交配】されてるモノと思われます
当園梅園地的にも【全16園地】の【14園地】が
【2月末満開】を迎えており、
例年と比較しても、
良好な【花粉交配度】な状況だと判断しています
四. 【戌年の梅】作柄検証
当園の【満開期】は、
◆早場園地:2月22日頃
◆一般園地:2月末日頃
◆遅場園地:3月5日頃 と思われます
【3/5】の風雨による【花こぼれ】を挟み、
2月末日~3月上旬は、
連日『最高気温15℃』超えの好天が続きました
【3/13】に、三栖地区『生販委員会』が設置している
【ミツバチ巣箱】が撤去されました。
梅満開期が、
昨年比で【7~10日遅れ】だった為、
梅の生育自体も【生育遅れ】を単純予想していました。
南高梅【漬け】の『ピーク予想』する方法として、
◆満開期より、平均気温の積算値が【1,800℃】
という【目安】を耳にした事があります。
逆に考えると、
【満開期】からの【平均気温積算値】の比較により
生育状況比較できるのでは…と考えています。
2018年3月は、連日好天が続いたことで、
◆2017平均気温積算値:182.9℃
◆2018平均気温積算値:173.4℃
と、積算値の開きが大きく縮まってます。
1日の平均気温値が【10℃】と想定すると
【3/13】時点で、【1~2日遅れ】程度と
数値上では考えられます。
実際、【葉芽の発芽/ガク落ち】も見え始めてます
2018年の【花粉交配度】は、例年になく良好です
このメリットを充分に意識して、
梅を極力【生理落果】させない対応に努めたい…と
考えています。
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 00:22)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 00:25)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 04:17)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 04:20)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 04:22)
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