梅の【開花終わり⇒ガク落ち】と、
昨年比で【1週間前後の生育遅れ】だと感じてます。
未だ全ての【ガク落ち】が終わってない状態で、
徐々に新芽が芽吹き出し始めています。
花の【ガク】が自然落下する事で、
幼果が確認できるので、ようやく【作柄予想】が
立てられる時期だと考えています。
各園地別の定期着果数調査【2回目】の情報を基に
『2017年産 梅作柄【発芽期】』の個人的な見解を、以下に記します。
壱. 花粉交配からの作柄予想
梅開花期【2月上旬~3月上旬】の気象情報を基に、
ミツバチ訪花活動を推測し、【花粉交配度】を想定しています。
◆【満開期】 :特に【2/16】
◆【開花後半】:特に【3/04】
に、各々の園地開花状況がどうだったか…
そのミツバチ訪花活動により、
個々の梅作柄状況が大きく左右すると考えています。
2017年は、交配樹となる【小梅】/【雑梅】の開花が
『南高梅』より少し遅れていたように感じています。
園地条件を除くと、
樹勢の良好な樹は、【早期開花】の傾向にある…と
感じています。
◆開花前半の【ミツバチ訪花活動】が鈍かった事
◆ミツバチ巣箱が、開花終わりを待たずに早期撤収
巣箱撤収後も開花状態で好天候が続いた日も存在
その期間のミツバチによる交配がない
※三栖地区の巣箱撤収は、3/5
以上の点が、老木や樹勢の弱い樹の【交配具合】に、
大きく左右している結果に繋がってるのでは…と感じています。
弐. 各園地のガク落ち&作柄状況
『ミスなでしこⓇ』: 【ガク落ち】済み
『南高梅』: 岩田地区【ガク落ち】遅め
『南高梅』:三栖地区【着果良好】園地
当園では、作柄予想をする上で
開花前【立春:2/4】頃に、
全園地に対象樹を設けて、花芽数計測し、
開花終了後に定期園地巡回を兼ねて、
定期着果数測定を実施しています。
発芽期【清明:4/4】を迎えるにあたり、
4/3~4に園地巡回を実施しました。
生育状況としては、【発芽】が始まっているモノの
まだ【ガク落ち】終了していない状況です。
※昨年の3月下旬頃が、本年と同じ【ガク落ち】状況
各梅園地の【ガク落ち状況】と【園地の作柄状況】
を指数表示して数値化してみました。
平均数値は、
『【指数×植栽本数】の園地毎数値合計÷植栽本数』
にて算出しています。
清明【4/4】時点の作柄指数は以下のとおりです
ガク落ち状況:【3.4】:5段階指数
作柄指数 :【8.4】:10段階指数
『南高梅』:三栖地区 【城山台】 山間園地
『ミスなでしこⓇ』:三栖地区 丘の上園地
参. ガク落ち/梅作柄【個人見解】
【ガク落ち】状況としては、
2016年【3/25】と2017年【4/4】のガク落ち指数が
同じ事から、昨年比でかなり遅れている…と
感じています。
昨年比『【1週間~10日】程度の生育遅れ』と
個人見解を立てています。
【発芽期】の定期作柄調査の巡回をして判った
本年の傾向としては、
1回目作柄調査【ガク落ち期:3/24】より
園地の作柄特性が顕著に出てきています。
◆老木&性悪成木:かなり悪い作柄
◆若木&成木 :平年並みの良好な作柄
当園全体としての平均作柄指数は【8.4】と、
高数値で推移しています。
園地【若返り】を積極的に図ってきた甲斐があり、
面積的&植樹割合的に見ても、作柄指数の高い園地が
比較的多くあった結果だと感じています。
当園自体の【生産量】予想としては、
◆老木&性悪成木園地の、収穫量ダウンが顕著に大きい
◆若木&成木園地の【自然増】を考慮しても、昨年並み
◆一部園地は【ガク落ち】未完了なので、減少の可能性
次回定期巡回【1次整理落果期:4月下旬】には、
着果状況から、園地別の収穫予想量を見積もりして、
2017の作柄予想量と共に、出荷方針を確定したい…と考えています。
四. 着果率推移表【発芽期】
開花時期の【立春:2/4】頃に、
各園地毎に対象樹を設定し、定期的に園地巡回し
着果率推移を計測してます。
【発芽期】目安である【清明:4/4】を迎えたので、
【4/4】に園地巡回し、着果数測定をしました。
測定した着果数から、花芽数からの【着果率推移】を
品種【南高/小梅】別に、
グラフ化して作柄把握に努めています。
『南高梅』の着果数は、
【ガク落ち】完了していない状況なので、
実際は、今回の着果率よりもっと低い値になる
と感じています。
2017作柄は、
園地別に着果量のバラツキが顕著にある…
と感じてます。
地域全体の『南高梅』の作柄は、
◆昨年比:【不作傾向】
◆平年比:【わりに不作傾向】
だと予想しています。
『小梅』の着果数は、
【ガク落ち】による着果数減少が見られず、
まずまずの【着果率推移】を保っています。
2017作柄は、
現時点で、安定した着果量が見られてます。
昨年比&平年比共に【豊作傾向】で予想してます。
当園の小梅収穫量予測としては、
園地改植による【大幅減少】が否めません…。
幼木期から成木期を迎えようとしている
『パープルクィーン』には、【収穫量UP】を
期待している予想を立ててます。
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:49)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:51)
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