梅雨時期に勢力を増し、
夏場の梅園一面に生い茂る雑草の1つに
【露草】があります。
梅園地だけでなく、
道の脇や田の畝にも多く見られる草花です。
『露草』は、綺麗な【青】系の花を咲かせます。
日本では昔より馴染み深い草花です。
和色では、『露草』の青系の花色を『露草色』と表現されています。
そんな、和色『露草色』を、【夏色】と認定しました。
壱.『露草色』の雑学
『露草色:つゆくさ色』とは、
早朝に咲く露草の花色【明るい青色】をさします。
古来より、花や葉の汁を布に摺染【すりぞめ】する
のに用いられました。
光や水に弱く変色しやすいのが特徴です。
そんな簡単に脱色できる特性を利用して、
友禅や紋染の下絵作業に現在でも用いられています。
弐. 『露草』にまつわる雑学
露草【つゆくさ】とは、ツユクサ科の植物で、
ツユクサ属に属します。
自生地は、日本全土を含む東アジアで、
現在は北アメリカ東北部にも帰化している。
露草の生態としては、
草丈は15~50cmで、直立しない
茎は地面を這い、6~9月に青い花をつける
花は3枚から構成される
上部2枚が青色で大きく、下部1枚は白色で小さく目立たない
早朝に咲いた花は、その日に萎む【1日花】である
葉が朝露に濡れているように見える為、
【ツユクサ】の名が付いたように思われますが、
実際は、葉の先端に余分な水分を排出する【水孔】と
呼ばれる器官があり、夜間に【水孔】から排出された水分が
【水滴】となって朝露の様に見えるだけである
花の季節は、食用【サラダ/おひたし】になる
その時期に乾燥させたモノは、『鴨跖草:おうせきそう』と
呼ばれ、薬用【下痢止め/解熱】に利用可能
露草は、
古くは【ツキクサ】と呼ばれていました。
花の青い色が、着きやすい事から【着き草】と呼ばれ、
当時は『月草』と表記され、万葉集にも登場しています
その他、【帽子花】/【蛍草】/【青花】とも呼ばれます
露草の花言葉は、
「尊敬」「懐かしい関係」「恋の心変わり」
になります。
※出典:Wikipediaより抜粋
参. 露草の除草方法
露草【つゆくさ】は、
やや湿ったところや空き地に生息し、
しばしば群生するので【夏の強害草】と位置付けられます。
茎の下部は横に這い、よく枝分かれするので、
草むら状になるのが特徴です。
梅園地にもよく群生する事が多いので、
梅収穫作業後に、【除草】対応されます。
当園では、バイエルクロップサイエンス社『バスタ液剤』を
除草剤防除に利用しています。
『バスタ液剤』を利用する理由としては、
◆幅広い種類の雑草に効果が高い
◆効果の発現が早い
◆抑草効果が長い
上記の3点があげられます。
『バスタ液剤』についての詳細については、
バイエルクロップサイエンス社のHPにて確認願います。
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:25)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:27)
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