例年3月~5月の2ヶ月間は、
【梅】防除期間にあたり開花が終わり次第、
4~6回程度の【定期防除】を実施します。
梅を取り巻く状況から、
防除に係わる経費に対して【経費節減】しよう…と
2016年防除歴は、例年より防除回数の軽減に取り組んでいます。
そんな【2016梅防除】の取り組みと、本年より導入してる【New item】について、
以下にご紹介します。
壱. 防除回数の軽減
現在の防除作業は、【農薬の安全使用基準】と呼ばれる
【収穫前日数】/【防除回数】/【防除希釈倍数】etc. の色んな【縛り】の中で、
高品質な農産物を生産する為、各農家で様々な努力がなされています。
2016年の生育状況は、個人的に【平年比:1週間程度早熟】だと感じています。
各作目の【収穫開始日】を設定して、防除体系【防除歴】を事前に組み立てて、
開花終わりの【防除始め】より計画的に作業を実施しています。
梅を取り巻く状況が【厳しい】事から、本年の防除作業では【防除経費削減】を意識して、
以下の2点の具体的施策に取り組んでいます。
◆開花終わりの【かいよう病防除:銅剤散布】については、
園地条件から防除skip可能と判断できる園地は、【未防除】
◆昨年まで【定期防除】の防除期間は、2週間【14日】目安で実施していたのを、
本年より【16~18日】に少し防除間隔を開けて実施
4月下旬となり、小梅/南高【青取り】⇒残1回/なでしこ/南高【漬け】⇒残2回 の
計3回の防除を残すのみとなってます。
弐. 梅かいよう病とは?
梅の【かいよう病】は、細菌が病原体で
【果実/葉/枝】のいずれにも発症し、
果実収穫時に、赤紫色の病斑や、へこんだ病斑となり、
果実品質を落とす、梅の代表的な【病害】です。
病気発症条件としては、
◆果実への病斑発症は、4月中旬~下旬頃
◆発症度は、3月下旬~4月下旬の気象条件が大きく左右
期間内に【強風雨】が伴う日が多いと発症率が高い
◆園地の地形や暴風対策etc.の園地条件も発症に左右する
病気が伝染する時期は、大きく2期あり、
◆3月上旬~4月上旬
2年生枝にある【潜伏越冬病斑】から、降雨により感染
◆4月上旬以降
葉や果実の病斑から、病原細菌が流れて感染拡大
【かいよう病】の感染拡大を防ぐ為、
開花終わり期に、【Zボルドー銅水和剤】etc.の銅剤散布した後、
【10~14日間隔】目安で、4月下旬頃まで定期防除されます。
※出典:日本農業新聞 ウメかいよう病
参. 防除回数軽減の影響?
開花終わりの【防除始め】は、
例年3月中旬頃に【かいよう病】対策の為、【Zボルドー銅水和剤】を利用します。
当園では【全18園地】の内、園地条件や栽培作目を考慮して
◆11園地に対して【防除skip】し、防除未実施
◆ 7園地に対して【初回防除】を実施しています。
初回防除をskipした11園地については、
10園地⇒ 3/22
1園地⇒ 3/29
に【初】防除を実施しています。
3/29の【初】防除した1園地は、上富田町岩田地区の
生育の遅い傾斜地の【南高梅漬け園地】になります。
風の影響を受けにくい地形ですが、
傾斜地上部の果実や葉に、発症が見られます。
傾斜地下部や、下部平坦地については、
かいよう病発症は、未だしていないと感じています。
防除園地の割り出しについては、
本年の発症状況を加味して、見直しを考えています。
四.new item紹介
2016の梅防除より、【ver.up】や【新調】してるnew itemをご紹介します。
下の写真をクリックすると、facebookに投稿している【詳細記事】にジャンプします。
農薬の撹拌には、
電動ドリルに【撹拌羽根】を取り付けて
バケツ内で充分撹拌してから水に混入してます
◆ 撹拌羽根を【3枚】⇒【19枚】仕様
◆ 撹拌羽根とドリルを取り付けるアタッチメント
締め付け金具不要【キーレス仕様】
撹拌羽根数の増加に伴い、撹拌率UP
締め付け強化され、撹拌羽根が緩まず、撹拌率UP
目に見える効果が確認できます
EVA素材を使った、軽量ショート長靴を新調
◆ ライム色が目を引く色合い
◆ EVA素材の軽量かつ適度なクッション性
◆ 送料込【¥2,400】と安価
大きめな作りである為、
【1サイズ】小さめが適切だと感じています
実際着用して気に入ってる商品なので、
リピート購入を予定してます
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lxbfYeaa (土曜日, 07 5月 2022 22:35)
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lxbfYeaa (土曜日, 07 5月 2022 22:37)
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lxbfYeaa (土曜日, 07 5月 2022 22:38)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:21)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:23)
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