当園の名が『和×夢 nagomu farm』ということで、
随所に【和】を意識しています。
ホームページに、和の三要素【wa-③rd】を制作して、
不定期更新しています。
未だ手を着けられてない『襲和詞【大和言葉】』のページ制作に向けて、
準備を進めています。
【大和言葉】とは、日本古来より伝わる言葉で、【和詞】とも呼ばれます。
そんな言葉を、50音順に分類して紹介しようと、
【あかさたなはまやらわ】のアイコンを作ってみました!
それぞれに、日本古来より利用される【千代紙柄】を割り当てました。
今回、それぞれ割り当てた【千代紙柄】を掘り下げて、ご紹介します。
壱. 千代紙とは?
日本古来より伝わる言葉【大和言葉】を紹介するページなので、
50音順分類するアイコンも【和】を意識しよう…と
襲和詞の【和詞】と、千代紙の【和紙】にちなんで、
背景デザインに【千代紙柄:紋様】を利用するに至りました。
【千代紙】とは、
◆ 日本の伝統的な紋や模様が入っている正方形の和紙
◆ 折り紙/紙人形の衣装/工芸品や化粧箱の装飾etc.に利用
◆ 【千代紙】の由来は、
・千代姫という女性名から採った
・千代田城とも呼ばれた、江戸城の大奥で好まれたから
出典:Wikipedia【千代紙】より
弐. アイコン別紋様の説明
『襲和詞』のページでは、
日本古来より伝わる言葉である【大和言葉】を
50音順に分類したページ構成を考えています。
そのため、『あかさたなはまやらわ』のアイコンを用意し、
それぞれに代表的な【千代紙柄:紋様】を割り当てました。
割り当てた【紋様】について、掘り下げて説明しています。
【麻の葉】柄
◆平安時代からある六角形のひし形を結び付けた模様
◆日本独自の文様で、正六角形を基本とした幾何学文様
◆麻は丈夫ですくすくとまっすぐに伸びることから、
子供の産着に用いる風習があった
◆江戸時代の歌舞伎役者『岩井半次郎』の着用で庶民に流行
【亀 甲】柄
◆亀の甲羅の形に由来する六角形を結び付けた模様
◆日本では、長寿吉兆の象徴「鶴亀」に結びつくので、
非常に愛され・多用されている吉祥文様
◆平安時代より、有職文様として定着している
◆多くの派生紋様が存在する
亀甲内に花紋を組み合わせる/3つ組の【毘沙門天紋】etc.
【七 宝】柄
◆同サイズの円の円周を1/4ずつ重ねて繋いでいく紋様
◆【七宝】の名は、仏教の経典に書かれる7つの宝物
【金/銀/瑠璃/珊瑚/瑪瑙/玻璃/シャコ貝】に由来
◆絶えることのない【永遠の連鎖&拡大】を意味し、
【円満】/【調和】の吉祥紋様として親しまれている
◆多くの派生紋様が存在し、空間に紋様を埋めたり、
七宝紋様そのもので柄になったりと様々
【唐草立涌】柄
◆奈良時代に中国より伝わった紋様
◆平安時代に多く見られる伝統的な紋様
◆立涌は、波上の線が縦に規則正しく隣り合わせに続く紋様
◆唐草は、生命力が強く途切れることなくのびる蔓がモチーフ
『繁栄/長寿』の意味合いを持つ、縁起のいい文様
◆【立涌】には多くの派生紋様が存在し、
当アイコンは【唐草】と組み合わさった『唐草立涌』
【青海波】柄
◆ペルシャ・ササン朝様式の文様が、
中国を経由して伝播した、波を意匠化した紋様
◆波を同心の扇状で描き表す幾何学紋様
◆絶えず繰り返される穏やかな波のように、
平穏な暮らしが続くことを願いを込めた吉祥文様
◆江戸時代の中期に『勘七』という漆工の手で、
広く普及し、様々な派生紋様が誕生
【 菱 】柄
◆縄文時代の土器にも描かれてる、
自然発生的に生み出された幾何学紋様
◆ヒシ科の水草の【実 or 葉】を図案化したとも言われる
◆二方向の平行線が交差しできる形【菱形】の連続文様
◆平安時代に装束の文様として、派生紋様が多数誕生
花を菱形に擬して意匠化した紋様も多数誕生
【市 松】柄
◆2色の正方形を交互に配した模様、格子模様の1種
◆古墳時代の埴輪や、奈良時代の建造物にも存在する
江戸時代まで、石畳や、霰【あられ】と称されていた
◆江戸時代の歌舞伎役者『佐野川市松』が着用した柄として、
庶民の間で流行し広まったため、後に
『市松模様』/『市松格子』と呼ばれるようになった
【矢 絣】柄
◆矢羽を図案化した紋様
◆和服や千代紙の柄に利用されることが多い
紫色の矢絣柄は、時代劇や歌舞伎の腰元への利用が多い
◆江戸時代に、【結婚】の際に矢絣柄の着物を持たせると、
出戻ってこない(射た矢は戻ってこない)事から縁起柄に
◆明治・大正時代の頃、女学生の間で
【矢絣のお召し&えび茶色の袴】の衣装が大流行
【雷文繋ぎ】柄
◆梵語の「卍」を斜めに崩して四方に連続文様にしたもの
【卍崩し】とも称される
◆桃山・江戸時代に紗綾織が、中国【明】より輸入され、
文様として利用されたので【紗綾形】と一般に呼ばれる
◆紋様の原型となる【卍】は、
仏教用語で【万】の字の代わりに用いられる
【万】とは、『よろず、すべて』という意味合い
仏教だけでなく、キリスト教でも宗教的な意味合いを持つ
【輪に花菱】柄
◆菱形紋様が原型で、四弁の花に見立てた紋様
【唐花菱】/【唐花】とも称される
菱の葉に見立てた弁を、4つ並べて花に見立てた模様とも
◆江戸時代、商人に好まれた紋様
◆様々な派生紋様が存在する
花菱を複数組み合わせたり、他の枠や図案と組み合わせたり
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:16)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:18)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:19)
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