一昨年に、発信性／加工性に優れ、
対面販売etc.で付加価値販売をしていくために、
園主がSelectした７種の晩柑【七武柑】が
誕生しました。
２年が経過し、2016春より
【七武柑】の組閣検討を進めています。
その上で、【七武柑】候補【２品種】を立ち上げ、
降格線上にある【２品種】と、２～３年の育成経過を見ながら、
場合によっては、入れ替えしようと考えています。
果樹栽培は、成長し果実収穫するまで非常に時間を要します。
園主がオススメできる品種も、時代と共にアレンジを加えていこう…
と考えています。
そんな、【弱抜強植】について以下にご説明します。
壱. 【現】七武柑
２年前に選抜した『【現】七武柑』をご紹介します。
当初より、当園で栽培していた
『ポン柑』／『はるか』／『サンフルーツ』／『レモン』／『仏手柑』に加え、
新たに、
『スィーティー』／『チャンドラポメロ』の２種の苗を購入し、
７種の晩柑【七武柑】を設定しています。
その際に、当園で栽培してた
『せとか』／『はるみ』／『デコポン』は選抜しませんでした。
以下に、『【現】七武柑』をご紹介します。
壱
【ポン柑】
インド原産の柑橘
独特の香り＆コクのある味で食べやすい
１月収穫し、２月販売しています
弐
【はるか】
日向夏の交雑品種
果頂部が【リング状】に凹み
酸度が低く、『甘サッパリ』する食感
２～３月収獲し、３月販売しています
参
【レモン】
インドヒマラヤ山麓原産といわれる柑橘
輸入レモンの【ポストハーベスト農薬問題】が注目を浴び
国産レモンが注目されている
１月収獲＆販売をしています
四
【サンフルーツ】
【新甘夏】と呼ばれる甘夏の枝変わり品種
酸味と甘味があるスッキリとした『大人向き』な味
４月に収獲し、５月販売しています
伍
【スィーティー】
イスラエル原産のグレープフルーツ系統品種
果皮が緑色で、サッパリする清涼感のある味
１２月～２月シーズンに収獲販売
※現在、販売に向け育成中
六
【チャンドラポメロ】
文旦とグレープフルーツの交雑品種
ピンク系果肉が特徴で、ほんのり甘い文旦と同じ味
１月～３月シーズンに収獲販売
※現在、販売に向け育成中
七
【仏手柑】
インド原産の香酸柑橘品種
芳香があり、長楕円体の特徴的な形で観賞用で利用
１２月に収獲販売
※現在、販売に向け育成中
弐. 七武柑候補【２品種】
【現】七武柑のうち、
六. チャンドラポメロ
七. 仏手柑
の２種については、苗木および高接ぎ樹の育成が
上手くいっておらず、収穫時期の見込みが立ちにくい状況です…。
２年間、柑橘園地に植栽した苗木は、【育ちが悪い】為、
一旦抜根して、育成園地【ファーム】に移植してます。
その為、七武柑候補【２種】を新たに設定して、
苗木や高接ぎ樹の育成状況の経過を確認しながら、
場合により、【入れ替え】しよう…かと考えています。
新たな候補品種【２種】については、
・食味の評価が高い品種
・見た目のインパクトが高い品種
をそれぞれ選抜しています。
以下に、七武柑候補生【２種】をご説明します。
候①
【黄金柑】
【黄蜜柑】の通称
直径４～５cm／果重６０～８０ｇ程度の小ぶり品種
独特の芳香で、甘味が強くて酸度も高めの濃厚な味わい
食味に優れ、万人に愛される味わいの柑橘
※現在、新規苗を購入し育成中
候②
【スタールビー グレープフルーツ】
果肉が【濃いルビー色】をしたグレープフルーツ品種
一般のグレープフルーツに比べ、
苦味が少なめ／甘みが強めの食味で
芳醇な香り／果肉質／種なしの点で同一系統では優良品種
４～５月頃に収獲販売
※現在、新規苗を購入し育成中
参. 『弱抜強植』
降格線上にある【２種】
チャンドラポメロ／仏手柑 と
新候補生【２種】
黄金柑／スタールビーグレープフルーツ で、
数年の間、生育経過を確認しよう…と
考えています。
先日、購入苗も到着し、育成園地【ファーム】に
集結させて植え込みを完了しています。
既に、サバイバルゲームが始まってます。
・当地に合う品種であるかどうか…
・収穫時期が他の品種とのバランスで適切か…
・収穫果実のお客さまの反応はどうか…
etc.
様々な観点で精査してみよう…と思っています。
農業の世界もつくづく『弱抜強植』である
と感じています。
【現】七武柑
七武柑候補生
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:04)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:06)
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