春の花と言えば【桜】をイメージします。
『ヤマザクラ』の1種である【カバザクラ】の
樹皮の色を、【樺色:かばいろ】と呼びます。
春を代表する【桜】の樹皮の色を表現する
色にちなみ、
和色『樺色』を【春色】と認定しました。
壱.『樺色』の雑学
染め物でいう『樺色』は、
一般的に、赤みを帯びた黄色を示します。
橙【だいだい】色を少し暗くしたような色イメージです。
樺【ヤマザクラ】の樹皮の、くすんだ灰褐色ではなく、
蒲【水草】の穂のような、橙色に近いやや明るい黄褐色
をさされる事が多いです。
バラ科ヤマザクラの樹皮をさす時は、 【樺色】
ガマ科ガマ【水草】の穂の色をさす時は、【蒲色】
と表記されますが、
同じ色として『樺色』で表記される事が多いです。
『樺色』の派生色で、『紅樺色』が存在します。
『紅樺色』は、『紅うこん』とも呼ばれてます。
江戸時代に小袖の地色として好まれた色で、
『朱さくら:かばざくら』とも呼ばれてたようです。
※出典:weblio辞書 より抜粋
名前の起源となった、【ヤマザクラ】の樹皮
弐. 『樺色』にまつわる工芸品
『樺細工』とは、
【ヤマザクラ】の木の皮を用いて作られる。
国内では他に見る事のできない工芸品です。
利用される皮の種類は、十数種類と【多数】あり、
用途に応じて使い分けされます。
江戸時代に、秋田県北部で技法が誕生し、
明治時代に、工芸品としての原型が確立されたようです。
【茶筒】や【煙草入れ】etc.が有名です。
『樺細工』には、
乾燥した物の湿度を一定に保ち、外部変化を守る
特徴があるようです。
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:01)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:03)
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